早苗月 2019
平成の最後と令和の幕開けを、皆様は如何お過ごしだったでしょうか?
ワタクシは帰省がてら、相変わらずの植物鑑賞をしておりました。
その平成最後のお花見なのですが、なんと桜を見ることが出来たのです!
流石は北の大地たる北海道は札幌です。
札幌では平成の最後がちょうど桜の見頃を迎える時期で、円山公園辺りに出かけようかと思っていたところ、ひょんなことから穴場のお花見スポットを知りまして、ホクホクと散策へ出かけた次第です。
元は構内美化のために植えられたとのことですが、千島桜が咲く時期に限って一般公開されています。
お花見に行った日は、前日までの寒さが和らいで絶好のお花見日和。
駐車場に限りがあるせいか、はたまた知名度がまだ高くないのか、人出もそこそこな感じでのんびり堪能できました。
千島桜は咲き始めは淡いピンクで、満開になると白に変化してゆくという品種。
咲き始めの華やかな雰囲気で浮き立ちつつも、次第に楚々とした儚い風情の白に変化していく様まで味わえて、実に目に楽しい感じです。
あと、割と目の前で花が鑑賞できたのですが、香りがほのかに芳しくて素晴らしかったです。
そんな感じで平成ラスト花見は、思いもかけぬ桜で終わりを告げました。
次は令和最初のお花見です。
場所は、もはや常連といっても差し支えないのでは……という大船フラワーセンター。
本当は、藤の花を見たかったのですが、帰省後は時すでに遅し。
藤はほぼほぼ終わりかけでして、辛うじて白藤を少し見ることが出来たのはラッキーでした。
そんな感じでションボリしていたのですが、そこは皐月の良い季節。
薔薇が見頃を迎えようかといった風情で、気分は急上昇です。現金ですが、そんなものですよね。
そして折角の令和の幕開け植物鑑賞なので、皇室所縁の薔薇に注目してきました。
まずは皇后陛下雅子さまのお印、ハマナスです。
道産子としては割合に馴染み深い花ですが、大きな花容と鮮やかな色が印象深いですね。
次のモッコウバラは眞子さまのお印です。
思ったよりも大きな枝ぶりで風に揺れる感じが目を惹くのですが、八重の華やぎや淡い黄色の柔らかな風情が素敵です。
お印というのはその方を象徴するものらしいのですが、こういう花だと知ると改めて親しみが湧いてくる気がします。
そんな感慨に耽りつつ、薔薇エリアを見渡しますと皇室所縁の薔薇ゾーンに到着。
綺麗なピンクが可愛らしい薔薇は、その名もプリンセスアイコといって愛子さまの誕生を祝して命名されたそうです。
ふんわりと花ひらく様子が優しい印象で、まさに愛らしい感じがします。
愛子さまの誕生を祝してといえば、大仏も建立されたそうです。一度くらいは拝観してみたいですね。
ラストを飾るのは上皇后陛下美智子さまにちなんだ薔薇、プリンセスミチコです。
美智子さまが皇太子妃時代に捧げられた薔薇で、とても清雅な雰囲気のある美しい薔薇でした。
そんなこんなで、平成と令和が混在する記事となりました……と書くと何か大仰な感がありますが、令和でも変わらずノンビリと植物鑑賞を続ける予定です。
令和もよろしくお願いします。